海、湖沼、河川など、自然の水辺は、人間の管理がなされていないところも多くあります。
このような自然の水辺でのレクリエーションでは、微生物が多く繁殖している場合もあります。
汚染水での水泳の健康リスク
海水、淡水(湖沼、河川)など、いわゆる自然の水辺、非管理水域においては、水中の菌数の増加するにつれて、遊泳者の健康リスクが増加していました。
汚染水での水泳の健康リスクは、高いもので3倍程度あります。
健康上の結果と関連する微生物は、
海水および淡水の両方で腸球菌/糞便性連鎖球菌、また、淡水では大腸菌でした。
海水および淡水のいずれにおいても、ごく微量(わずか数個~約30個/100ml)で胃腸症状のリスク増加が報告された。
この程度の汚染は、いろいろな水辺で見られるレベルです。
当然のことですが、汚れた水での水泳は、やめておきましょう。
参考文献
- Pruss, A. (1998). Review of epidemiological studies on health effects from exposure to recreational water. International Journal of Epidemiology, 27(1), 1–9. https://doi.org/10.1093/ije/27.1.1